介護士 排泄介助

床上排泄(ベッド上での排泄)に関する素朴な疑問

ポータブルトイレには座れず、差し込み便器等をもちいって床上(ベッド上)で排泄を行う利用者もいます。
オムツにするまでもなく、自分で便意や尿意を感じられ、排泄を行える方の場合です。

 

バスタオル等を両下肢にかけるのはどうしてなんだろう?

排池の際にやバスタオル等で覆いますが、これは体の露出を最小限にし保温のためでもありますが、やっぱり一番は利用者のプライバシーへの配慮ですよね。

 

大部屋の場合は、利用者のプライバシーを考え、必ずカーテンを引きます。利用者が排泄時の臭いをを気にする場合は、窓を少し開けたり換気扇を回したりと換気をしましょう。また消臭剤など利用するのもいいでしょうね。就寝時間でなければ、テレビやラジオをつけるのもいいでしょう。テレビの音で排世に伴う音をある程度紛らせることができますからね。

 

また、気負漬けたいのが利用者に対する言葉遣いや声かけです。床上排泄に限りませんが、寝たままでの排池は利用者にとって大きな心理的圧迫になります。不用意な言葉遣いによって患者の心を傷つけないよう、十分に配慮する必要があります。

 

 

差し込み便器の中ににティッシュパーパーを敷くのはどうしてなんだろう?

便器の中にティッシュパーパーを敷いておくのは、排便後の後始末をスムーズに行うためです。

 

排尿時の音や尿の飛び跳ねの防止になるからです。万が一シーツに尿が飛び跳ねたりしてしまうと、シーツ交換をしなくてはならなくなります。そうなってしまっては利用者に負担がかかってしまいます。トイレに流す場合は、水に溶けるトイレットパーパーを敷いておくと便利ですよね。女性の場合は、細く折ったぺーパーを陰部に当て、端を尿器に垂らしておおくのは、尿がぺーパーを伝うことによって、周囲への飛び散りが防げからです。

 

 

床上排泄の場合、上体を30度ほど挙上するのはどうしてなんだろう?

仰臥位から30度ほどべッドをアップした体位にすると、腹圧がかけやすくなからです。

 

腹圧をかけやすい姿勢

 

べッド上では、上体を少し高くして両足を広げ、膝を曲げるように立てると排泄しやすくなります。これは、上体を高くすることで横隔膜が下降し、腹圧が高まるためなんだそうです。また、両足を広げて膝を曲げることで、力みやすくなります。さらに、膝を立てることで恥骨直腸筋の緊張で既門管と直腸の軸との交差(紅門直腸角)角度が120度前後になり、直腸が伸展して便が肛門まで下りてきやすくなるそうです。

 

べッドをギャッジアップをする時の注意点として、寝ている時とは便器の当たり方が違ってくるので、利用者が痛くないか確認しながら、クッションなどを当てて調節します。腰とべッドの間にできた狭い隙間に丸めたバスタオルを入れると、姿勢が安定しますよ。

 

床上排泄(ベッド上での排泄)に関する素朴な疑問関連ページ

排泄パターンなどを観察するのはどうしてなんだろう?
介護士として排泄介助をしていて、ふと『なぜこうするの?』と思う時があります。そんな素朴な疑問をまとめてみました!これから介護職員初任者研修を経てヘルパーになる人、すでに介護職員として働いている人も、もう一度排泄介助について考えてみよう!
浣腸に関する素朴な疑問
介護士として排泄介助をしていて、ふと『なぜこうするの?』と思う時があります。そんな素朴な疑問をまとめてみました!これから介護職員初任者研修を経てヘルパーになる人、すでに介護職員として働いている人も、もう一度排泄介助について考えてみよう!